下痢の症状

下痢の原因には色々ありますが、

一番多いのが原因不明の過敏性腸症候群です。

 

下痢といってもその形状から、軟便、泥状の便、水のような便と様々です。

病院を受診すると、どのような下痢か、一日何回ぐらいあるのか、

どういう時に下痢になるのか、といったことを問診されるでしょう。

 

一般的に、成人で200ml/日を超える水様便がでることを下痢といいます。

 

特に、これといった腸の病気に起因しない下痢を、専門用語で「機能性下痢」と言います。

機能性下痢は、過敏性腸症候群の亜型で、腹痛等がなく、より軽い症状のものと考えてください。

 

下痢が長期に渡って続くと、まずは身体の中の水分量が低下していきます。

そのまま水分を補給しないと脱水症状を起こし、

さらにひどくなると、体重減少、発熱などを伴うこともあります。

 

便秘の方の中には、下痢の方が羨ましいと感じることがあるようですが、

下痢で一番辛いことは、便の形状でも回数でもなく、「排便をコントロールできない」という点にあります。

 

自分の都合のよいときに排便ができれば、

ウンチが硬かろうと、水のようであろうとあまり問題ではありません。

その後、しっかり水分を補給すればいいだけの話ですから。

 

でも、もし排便をコントロールできずに、突発的なことで粗相をしてしまったら、

かなり恥ずかしい目に遭うことは誰もが予想できます。

それが学生時代であれば、いじめの対象になることもあるでしょう。

 

だから、人は腹具合が悪くなってくれば、必要以上に緊張し、

脂汗をかくほどに我慢をするのです。

 

お腹がゴロゴロ鳴ってきたら、漏らさないように、

肛門にある括約筋を締めることにより、我慢することができます。

 

この活動は交感神経を刺激するので、

同時に汗をかいたり、動悸がしたりするのです。

こうして、トイレに行き着くまで交感神経の働きが高い状態が続くのです。

 

このようにお腹の調子が悪いと、いつもお腹のことを気にして、

リラックスすることができないために、軽い緊張状態が続きますので、

下痢や便秘以外にも、色々な症状が出てくることがあります。

 

下痢の大半は原因不明ですが、原因のはっきりしている下痢もあります。

そもそも下痢とは、食物に含まれている水分が、

大腸で十分に吸収されないことから生じる単純な現象なのです。

 

腸の中には善玉菌、悪玉菌、日和見菌が、絶妙なバランスの上で存在しています。

このような微妙な環境で仲良く暮らしている腸内細菌のバランスが崩れると、

腸内の環境が変化して、下痢や便秘を起こすことがあるのです。

 

また、最近の抗生物質は色々な細菌に効果を発揮するため、

腸内細菌までに効果が及ぶ恐れがありますので、安易な抗生物質の服用は避けたほうが無難です。

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