過敏性腸症候群の原因と治療方法

●過敏性腸症候群の原因

腸管の運動異常には、心理的な原因が大きく影響しています。

脳と腸管は「脳腸相関」と言い、密接に関係しています。

なぜなら、脳には腸と同じ神経が多量に広がっており、それらは自律神経で繋がりがあるためです。

そのため、脳が感じたプレッシャーや不安などのストレスが自律神経を通して腸管に伝わり、

腸の運動異常を引き起こしてしまいます。

 

そして、逆に便秘や下痢などの腸の病変も、自律神経を通して脳にストレスを加えます

つまり、脳腸相関によって、ストレスの悪循環が生じてしまうのです。

 

過敏性腸症候群の方の場合は、腸管が敏感になっていますので、

小さなストレスにも反応し、少しの腹痛でも脳は敏感に受け止めて症状や不安が増加してしまいます。

早期に自力でこの悪循環を止めつことができたら良いのですが、

症状が悪化しセルフコントロールが不可能になる場合もあります。

 

ストレス以外の原因として、アルコールの大量摂取や暴飲暴食、運動不足などといった不摂生な生活や、

過労、身体の冷えなどの状態となった場合にも発症する場合があります。

 

 

●過敏性腸症候群の治療方法

腸管の異常を予防するためには、毎日のセルフコントロールが必要です。

過敏性腸症候群の原因は食生活や睡眠、ストレスなど腸管に大きく影響しています。

体と心両方のコントロール方法を身に付け、

バランスの良い生活習慣をつくることが予防と治療の第一歩と言えます。

 

過敏性腸症候群の治療として最重要視されているのは、

生活習慣や生活環境の問題点を改善することです。

生活はすぐに変えられるものではありませんが、

バランスの良い食事や適度な睡眠、運動といった基本的なコントロールを行うことこそ

治療のために重要となるのです。

 

また最近では、便秘や下痢に効果的な市販薬も多くの種類が発売されています。

腸管の運動には主にセロトニンといわれる物質が影響していますので、

薬物療法では、セロトニンの働きを弱める作用のある薬を飲むと効果的です。

 

ですが、薬剤などの対症療法のみに頼っていては根本的な回復は望めません。

薬で症状を鎮めることは、ストレスの悪循環を断ち切ることにつながりますが、

薬がなければ落ち着かないといった不安も招く恐れがあります。

薬も使用していきながら、規則正しい食生活や、睡眠時間を確保するなど生活習慣を変えていきましょう。

 

また、タバコやコーヒー、辛いもの、アルコールなどは

腸管の正常なはたらきに悪影響を及ぼす恐れがあるので、なるべく控えていきましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメント

お名前 *

ウェブサイトURL