発症から回復まで わたしの過敏性腸症候群体験記

私はもともとおなかが弱く、腹痛や便秘、下痢は珍しいことではありませんでした。

少しでも下半身を冷やすとすぐ下痢になるし、何日もお通じがないことは当たり前でした。

 

おかしいと思い始めたのは大学受験を控えた高校3年の冬ごろのことでした。

下痢をする頻度が急に増えたことに加え、お腹からおならのような音がするようになりました。

 

病院から処方された薬を飲むと一時的によくなりましたが、しばらくすると症状がぶり返してしまいます。

おならのような音はどうにもならず、鳴りだしたらお腹をおさえて

周囲に聞こえないように祈るしかありませんでした。

 

 

出られない!?魔の時間は外出直前

進学して親元を離れてからも症状はよくならず、むしろ悪化しているようでした。

おなかの調子は不安定で、常にカイロが手放せません。

水下痢の回数も増えました。

精神面の影響を受けた症状が目立つようにもなりました。

 

外出する10分ぐらい前になると、急に耐えがたいほどの腹痛が襲ってきます。

しかしトイレに入ってしまうと痛みはすぐに治まってしまいます。

そしてトイレを出ると再び腹部が痛み始め、トイレに入ると鎮まる、

この繰り返しなのです。

 

時間に遅れてしまったら、あるいは、外出先でまた強い腹痛に襲われたらどうしよう

と気が気でなりません。

それでいて出かけないでいられるとき、つまり症状がいつ出ても落ち着いて対処できるときには、

ほとんど症状が出ないのです。

 

 

わたしはなぜ過敏性腸症候群に?

あまりにつらく、生活にも支障が出るため、消化器内科を受診してみることにしました。

レントゲン検査の結果、腸に異常は見られず、

ストレスが原因と思われることから過敏性腸症候群と診断されました。

下痢型の症状が強いようでしたが、便秘型、ガス型の症状も見られる混合型でした。

過敏性腸症候群用の薬はよく効いたと思います。

 

おならのような音はしなくなりましたし、それまでより落ち着いて外出できるようになりました。

しかし根本的に治せるわけではありません。

医師からはなるべくリラックスするようにと言われましたが、

当時のわたしは「リラックスってなに?」と本気で周りに問いただしたいぐらい、

ストレス解消の仕方がわからなくなっていました。

 

わたしは落ち込みやすく心配性だったうえに、

受験や生活環境の変化で大きなストレスを受けてしまっていたようです。

また、食事が偏りがちなうえに小食で栄養が取れていなかったことや、

運動不足で体力がなかったこともよくなかったと思います。

過敏性腸症候群以外でも、頭痛やのぼせ、疲れやすさなどでダウンすることがよくありました。

 

 

回復へ向けて大事なこと

結局在学中に完治できなかったものの、地元に帰って安心したせいか症状は軽減しました。

それでもあまり身体がつらいと生きていくのは大変だとよくわかり、

一念発起して健康のために運動を始めました。

早朝のウォーキングのおかげで生活リズムが整い、体力もつきました。

 

心理面においては、自分のことを肯定し、認めてあげるようにしました。

不安を抱える自分を包み込んであげることで精神がだいぶ安定しました。

過敏性腸症候群のためというより自己実現のためでしたが、

幸福感が増してストレスが減少し、身体にもよい影響があったと思います。

 

 

過敏性腸症候群で苦しまれている方へ

わたしはいまでは薬をまったく服用していません。

定期的にお通じがあり、不快な症状はなくなりました。

適切に取り組むことで、ほぼ問題ないといえるほど回復は可能だと、

わたしは自分の経験からいうことができます。

 

やはり適度な運動は快適に暮らすために必要で、しかも手っ取り早い方法かなと思います。

そして自分に優しくしてあげることも同じぐらい重要だと感じます。

臓器が悪くなくても、心が張りつめていると身体も苦しくなってしまうということが、

過敏性腸症候群になってよくわかりました。

これからも身体と心、両面から自分を気遣ってあげようと思います。

 

どうか、自分を大切にしてください。

どうせ自分のことだからいいや、ではなく、自分の体と心がどうしたら喜ぶか考え、実行してみてください。

それが過敏性腸症候群を治療するための一番の近道です。

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