安心材料を作りながら対処法を学んでいくことが大事

私は10代後半から40歳になる現在まで、

何度となく過敏性腸症候群を発症してきました。

 

最初は食欲がなくなり、水様性の下痢が続くといった具合でしたが、

最近は食欲はあってしっかり美味しく食べられるけれど、

食べるとすぐに下痢が続いてしまうといったように、

その時々によって症状が若干変わります。

 

共通して困るのが、ふいに下痢が襲ってくることでした。

特に仕事をしているときの通勤電車内で、

急に波を打ったようにお腹が痛み始めて次第に脂汗が出るころには、

恐らく顔面蒼白だったと思います。

 

私が下痢に襲われるのは食後といっても主に朝食後でした。

その後少なくとも3~4回はトイレに駆け込むような状態でしたので、

朝食はなるべく余裕を持って早めに食べるようにしました。

そうすると家を出る前にある程度トイレに行ったという事実があるためか、

多少気持ちが楽になったのです。

 

あと、私がしたことといえば通勤電車が駅に到着したときに、

トイレに一番近い車両を調べてそこに乗るようにしました。

私の場合は電車移動に10分もかからなかったこともあり、

また、そのような場所を職場に選ぶようにしたこともあり、

途中下車したことはあまりありませんでした。

 

そんな私が一番ピンチに陥ったのが、

仕事の研修中に突然激しい腹痛に襲われてトイレに行きたくなったときでした。

研修中でしたので途中で抜けるわけにはいかず、

脂汗を流しながらもひたすらお尻をキュッと締めたり、

太ももに力を入れたりしながら耐えました。

 

我慢した時間は1時間半くらいだったでしょうか、とてつもなく長い時間に思えました。

絶体絶命な状態でしたが、いざ研修が終わりトイレに行けるとなったときには、

次第に痛みが治まってきました。

不思議なことですが、恐らく初めての研修だったので

とても緊張してストレスをいつも以上に感じていたのだと思います。

 

この症状とは長い付き合いなので最近は慣れてきましたが、

それでも昨年は生活の中で様々な変化があり、突然発症しました。

朝食の後に激しくお腹を下す症状が半年以上続いたのです。

 

その間、心療内科の医師に相談をして過敏性腸症候群のための薬も処方してもらいました。

しかし飲んでも効果がなく、結局何で治ったかというと

自分自身の生活が落ち着いてきてから自然と、です。

 

その間、食欲はありましたのでしっかり食べていました。

特に食事制限もせず、気をつけたことといえば下痢の後にしっかり水分を摂ることでした。

でないと脱水症状をおこして体が痛くなってしまい下痢も治まりません。

 

これも、昔から何度も症状を発症して自分なりに対処法が分かったからできることで、

最初は不安と動揺しかありませんでした。

でも、自分にとって安心材料は何かを考え、それが分かったらそれらを用意しておき、

これだけ何度もトイレに行ったんだからもう大丈夫なはず、といった風に考えたり、

あらかじめ自分が行く場所に近いトイレを調べておいたりと、

本当にちょっとしたことで症状を緩和させることは可能です。

 

あとはツボ療法も試しました。

これは私のようにストレスが原因と分かっている方にはリラックス効果が期待できるのでお勧めです。

 

何度も発症してきた私でも、ずっとこれが一年も二年も続くことはありませんでした。

自分ではずっとお腹の具合が悪いように思っていても、

手帳にトイレの回数や状態をメモしておくようにしたところ、

案外自分が思っているよりトイレに惑わされず楽しく過ごしていたことも分かりました。

 

具合が悪くなったときの印象というのは強烈で、

その体験がずっとトラウマになり症状を悪化させてしまう経験もありますが、

対処できた経験というのは結構忘れてしまうんですね。

 

でも思い出してみて下さい、急な発症時に苦しみながらも対処できた自分が必ずいるはずです。

毎日症状がありながらも、トイレに行ったとき以外は

自分が過敏性腸症候群だということを忘れて過ごせるようになれれば、

症状が緩和される日も近いのではないでしょうか。

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