私は幼い頃からいわゆる「お腹の弱いタイプ」で、外出先でも常にトイレを探し、
食後には腹痛でトイレにこもることがしょっちゅうでした。
そんな生活だったので、多少の下痢や便秘は気に留めることなく生活をしていました。
まあ、外食でもしようものならお店でトイレに入り、
しばらく家には帰れないので家族に呆れられることもしょっちゅうでしたが…。
大人になってから過敏性腸症候群というものを知り、
私もそうなのかも?と思ったこともありましたが、
慣れっこになっている下痢で病院にかかろうと思ったこともありませんでした。
そんな私がこれは参った!と思ったのは長男を出産して二か月ほど経った頃のこと。
とにかく食後に胃が痛い。そして一日に何度も水のようなお通じを繰り返すのです。
どれだけ胃が痛くても、トイレにこもりたくても関係なく泣く赤ちゃんを放置することもできず、
おそらく慣れない生活で胃が荒れているのであろうと病院に行きました。
お腹の痛みなど子供の頃から日常的に経験してきたことです。
正直、この程度で病院?とも思いましたが、
日に何度もトイレに駆け込む私に主人もうんざりしていたのでしょう。
「いい加減に病院に行って!」といわれてしぶしぶ受診したのが正直なところです。
そして病院で言われたのが「典型的な過敏性腸症候群です!」
…先生、でも胃が痛いんですよ、という私に過敏性腸症候群には胃に来るタイプも多くあるとのこと。
そこで処方してもらったのがセレキノンという過敏性腸症候群のお薬。
それを1回2錠、整腸剤とあわせて毎食後に飲みました。
すると1週間も経つ頃には胃の痛みもすっかり収まり、下痢も気にするほどではなくなりました。
(下痢は完全には治ってませんが、一日1回程度なら慣れっこなので困るほどではありません。)
2ヶ月ほど続けて服用し、症状が改善したので飲むのをやめましたが元に戻るようなことはありませんでした。
おそらく過敏性腸症候群に対しては服薬だけでなく、
生活環境を整えたりストレスを取り除いたり、食生活を改善したり…
といったことも大切になってくるのでしょう。
しかし赤ちゃんは24時間私のリズムとは関係なく泣きます。
食事なんて赤ちゃんを抱っこしながら食パンをかじる日もありました。
そのため、産後に過敏性腸症候群が悪化する人も多いそうです。
ちなみに、これは3年前に長男を出産したときの話ですが、
昨年次男を産んだあとにも同じように二ヶ月後から胃痛と下痢に悩まされました。
同じようにセレキノンで改善しています。
私のようにずっと「お腹が弱いタイプ」の人は体質だから今更薬を飲んでもね…
と思われるかもしれませんが、思ったよりも効果があった話として誰かのお役に立てれば幸いです。