私は、小学生から腸が弱く主に便秘になりがちなタイプでした。
下痢の経験もありますが、そんな時は、原因がはっきりしていて
例えばカレーを食べたときにその後、嘔吐が激しくなり下痢になったりとか、
パイナップルを食べた時に当たって下痢になったりとかそういう風にはっきりしていたので
病院に行っても対処に苦労はせずすぐに治ったのですが、
便秘になると原因がそのつど違ったりするのでなかなか治療には、到りませんでした。
一番厄介な病気だと思います。
小学生、中学生と学校に通っている時代というのは、
修学旅行や体育祭、受験勉強と神経を使う行事などが多く
一定のペースで生活するという事が難しく
なかなかその場その場の対処という事になり、治療には、難しいと思いました。
だからといって入院するという理由には、なかなか到らずそこまでのことをするというほどでもないという感じでした。
主に便秘がひどくなった時は、スルーラックなどの刺激性下剤で対処し
体も若いので意外とそれで何とか乗り切ることができました。
しかし、あまりにもひどくなり3日や5日と出なくなると浣腸をしてもらうといったことでした。
そのほうが良かったのかもしれませんが、浣腸となると大変なので
刺激性の下剤を飲む事で対処する事ばかりでした。
しかし、10代の後半くらいになり大学受験で浪人をしたのですが、
ストレスから便秘をする事が多くなり、下剤を使うと下痢をするようになりました。
そのままだとよかったのですが、下痢の状態だと困る事もありました。
例えば、その後模擬試験があったりとかトイレに何度も行く事が許されない場面というのがでて来ました。
それで、私は、正露丸などの下痢止めで対処してました。
それが良くなかったと思います。
その後整腸剤などで治めていたらよかったのですが、そういう相反することをやっていたので
刺激性下剤のコントロールがうまくいかなくなりました。
それで、規定どおりに飲むと出なくなりそれ以上服用しないとまったくでなくなりました。
それでとうとう服用した後、水下痢になり減らすと出なくなるという始末でした。
その後大学受験が終了後、何度もトイレに行く始末でとうとう倒れてしまい、大腸専門の総合病院に入院しました。
いろいろ病院の先生から診察の際、過敏性大腸炎だと告げられ
治療が始まり3ヵ月くらい入院生活をする事になりました。
まったく知識もなく自分勝手に判断して便秘だと決め付けてその場の対処に済んでいた事が
良くなくきちんと向き合う事をしなかったことが良くなかったと思います。