過敏性腸症候群とは

過敏性腸症候群(IBS = Irritable Bowel Syndrome)とは、

慢性的なおなかの病気です。

 

仕事の重圧や緊張感から腹痛を起こしたり、トイレが近くなって、

落ち着いて勤務できなくなってしまうこともあります。

 

また、電車に乗っている途中でお腹が急に痛くなり、駅のトイレへ駆け込む・・・

という姿から、各駅停車症候群と呼ばれることもあり、サラリーマンに多い病気です。

 

かつては下痢や便秘などの症状から、

慢性大腸炎や過敏性大腸などと呼ばれていましたが、

原因が大腸を中心としながら、消化管全体の機能的な異常によるものだとわかり、

過敏性腸症候群という名前がつけられるようになりました。

 

もともと消化管の働きは、

健康な人でも心理的なストレスをはじめとする様々な刺激によって影響を受けますが、

過敏性腸症候群の人の消化管はさらに敏感なのです。

また、食事がきっかけで腹痛が起こったり、物理的な刺激に反応して下痢や腹痛が起こることもあります。

 

過敏性腸症候群の定義は、

「腹部不快感や腹痛を伴う様々な排便障害があるが、

それを説明しうる器質的疾患が見つからない腸管の機能疾患」とされています。

つまり、便秘や下痢、腹痛などが認められ、腸管の働きは異常だが、

詳しい検査をしても、大腸がんなどの病気や異常が見つからないということです。

 

 

過敏性腸症候群のタイプ

過敏性腸症候群の便通異常には、

下痢型、便秘型、下痢と便秘の交替型があります。

 

下痢型は若い人に多く、通勤や通学の途中で急にお腹が痛くなって

何度も駅のトイレに駆け込む、というのが典型的な症状です。

 

他にも、会議に直前にトイレに行ったのに、

会議がはじまるとすぐにまた腹痛が起こるという人もいます。

 

排便するとおなかの症状も治まることが多いのですが、気にすればするほど便意が強くなります。

また、緊張状態から開放されると便意がなくなるという人もいます。

 

便秘型は男性よりも女性に多く、年齢が増すにつれて多くなる傾向があります。

排便困難が続き、ようやくコロコロとした兎の糞のような便が出たり、いつも残尿感があるという人もいます。

 

交替型は下痢と便秘を繰り返すために気持ちが不安定になりがちです。

 

さらに、人によっては腸の症状だけでなく、胃のむかつきやゲップ、嘔吐、食欲不振、

頭痛、発汗、動悸やめまいなどに悩まされる人もいます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメント

お名前 *

ウェブサイトURL