私が過敏性腸症候群を発症したのは大学3年生の春のことです。
ある資格の勉強をしていて、すごくストレスがたまっている時期でした。
毎日、一日中勉強をし、お金もなかったのでおにぎりとパンばかり食べていました。
栄養なんて考えずに、かなり偏った食生活を送っていたと思います。
もともと、下痢はほとんどしない体質でだったのですが、急に下痢をするようになりました。
水下痢がひどく、短時間の間に何度ももトイレに駆け込むような状況でした。
ただの風邪だろうと思ったのですが、何を食べてもお腹を下してしまうのです。
どうしようもないので、内科に行き診察を受けた結果、過敏性腸症候群と診断されました。
薬を処方してもらい飲み始めましたが、2週間くらいは食後に下痢をする生活でした。
ものを食べると下痢をしてしまうので、消化にいいすりおろしたりんごや、
くたくたに煮込んだうどん、おかゆなどを食べていました。
また、一度に食べる量を減らし、なるべく胃腸に刺激を与えないようにしていました。
ポカリスエットなどで水分補給することも心がけていました。
2週間すぎたあたりから、下痢が軽くなってきたので、食事をもとにもどしていきました。
下痢のひどい症状は治りましたが、その後もストレスで体調不良が続き、
結局、試験勉強から一時的に離れ、休養することで、お腹の不調がだいぶよくなりました。
現在、当時から5年以上たっていますが、ストレスが続くと下痢をすることがあります。
朝の通勤電車や、午前中に急にお腹が痛くなることが多いです。
何も食べられなくなるほどひどくはならないので、そういう時期は身体を休めて、食事の量を減らし、
消化にいい物を食べるように気をつけています。
油物、アルコールは禁止です。
食べると必ず、お腹を壊します。
また、胃腸の様子がおかしくなってくると、おへその右横あたりがチクチク痛むので、
そういうサインが出たときは、ストレスを発散することを心がけています。
睡眠もたっぷりとるようにしています。
だいたい6時間以上の睡眠をとるようにしていると、お腹の調子がよくなります。
なるべくストレスを溜めない生活をするのが1番だとは思っていますが、それもなかなか難しいです。
変にお腹の調子を気にし過ぎると、お腹を壊す回数も増える気がするので、
意識しすぎないことも大事だと感じています。
私の場合、ストレスが原因だとわかっているので、
体質だとあきらめ、あまり深く悩み過ぎずに付き合っていこうと思います。