私は小さい頃から人よりもお腹が弱く、
幼いながらに不安なことがあったりするとすぐお腹が痛くなってしまうことが多かったです。
高校生になってからは、朝起きて朝食を食べると、
電車に乗っているときにお腹が痛くて途中下車・・・。
そんな毎日が続きました。
いつもお腹が動いている感じや、明らかにおならの量が多いなぁという感じでした。
学校や家で何かストレスになるようなことがあったわけでもないし、
どうして朝にこういう症状が出るのだろうか?と不思議でしたが、
お腹が弱いから・・・と決めつけて、あまり深刻に考えた事はありませんでした。
高校を卒業してからもその症状はたまに現れていたのですが、特に気にしていませんでした。
そんなある日、いつものように朝起きて朝食を食べた後
「あ、お腹痛い」と思い、いつものようにトイレに入りました。
普通に便がでる感じの痛みだったのでその気でいたのですが、
だんだん痛みが強くなってきて、気付いたら気を失っていました。
気が付いて立ち上がろうとしても目が回ってしまって前も見えず、しばらくそのままの状態でいました。
少ししてからゆっくりベットに横たわり、一時間ほど眠って様子を見たところ、
段々症状が和らいだので少し安心しました。
その時はたまたま一人だったので両親が帰ってきてから事情を説明し、後日病院に行きました。
先生に診てもらったところ、過敏性腸症候群だと言われました。
初めて聞く名前で、あんまりピンと来ませんでしたが、
症状と特徴が一緒だったので、そうなんだなぁと納得しました。
先生からは「ストレスが一番の原因だ」と言われ、確かにその時期、
いろいろと悩みが重なっていて夜寝るときにも考えてしまうような状態でしたので、
ストレスのせいで悪化したんだなぁと思いました。
それに加え、私は無意識に空気を食べてしまう空気嚥下症というものもあるみたいで、
更に空気がお腹の中に溜まってしまうんだと言われました。
病院では少しでも痛くなったらお薬を飲むように、と漢方系のお薬を頂きました。
自分なりにも原因を少しずつ考えるようにして生活するようにしました。
朝起きてすぐごはんを食べるのではなく、まずコップ一杯の白湯をゆっくりのんで、
おなかがびっくりしないようにするとか。
朝食を食べてすぐ動いてしまうとお腹が痛くなってしまうので、
朝起きる時間を少し早くして朝食を食べたあと少しゆっくりするとか。
人によって原因や症状は違うと思いますが、私はこういう風にして工夫していたら、
激しい痛みを感じたりすることはなくなりました。
今でも悩んだりストレスを多く感じてしまうとお腹がいつも以上にゆるくなったりしますが、
自分の体をきちんと理解してあげてどうしたら症状が和らぐか、
など工夫すれば過敏性腸症候群も怖くないと私は思います。