18歳になる娘は小さい頃から神経質で他人からの視線をとても気にするタイプでした。
その日のイベントなどを考えると起床からすぐにお腹が痛くなることも度々ありましたが
小児科を受診しても内蔵的には異常なし。
とりあえず毎回、心身を丈夫にするという漢方を処方され
何年も服用していましたがあまり効果はなかったです。
中学性になりテストや部活の大事な試合の時になると腹痛とともにガスが出るようになりました。
お年頃ということもあり相手がガスでしたし、そのうちに改善するだろうと信じ
1年間ほど誰にも言えずに心の中にしまいこみひとりで悩んでいたようです。
そのうちに普段の授業中にも腹痛を感じるようになり
保健室に行くことが増え登校することも嫌になってきました。
その時点で私に打ち明けてくれました。
ちょうど夏休みに入った時でしたのでリラックスしている気持ちで病院を受診しました。
驚くことにこの患者さんは近年とても増えているということでした。
まずはお腹の調子を整える整腸剤を処方されました。
毎日その薬を飲み、大事な日にはガスを止めるという市販のお薬を飲むという感じで学校生活を送っています。
本人はお守り変わりになる薬があることがとても心強いのかなと思います。
一度それを服用した時は腹痛をおこさなかったので、次も大丈夫!と思え、実際そうでした。
その薬は強い効果のある薬ではなく弱い効き目のものでしたので
かなり精神的なものがそうさせたのではないかと思います。
それに加えて診療内科でカウンセリングもしてもらっています。
学校は大好き、友達も部活も大好き。
ただ緊張する時間や静かな場面ではお腹が鳴ったらどうしよう…
そればかりが頭から離れないのでなるべく楽しい事を考えたらいいのではないか、
というアドバイスをいただいたりしております。
実際はそれだけではうまくいかない時もありますが、
話を聞いてくれて相談にのってくれる医師がいるということも安心の材料になっているようです。
あと親として気をつけているのは食事です。
油っぽい食事うお極力減らし野菜、魚を中心にしたメニューを多くしました。
乳酸菌をよりたべてもらったり、砂糖の代わりにお腹の調子を整えるオリゴ糖で味付けする料理も増えました。
まだまだ長いこれからの人生はストレスだらけで大変ですがお薬の服用とカウンセリング、
食事でバランスをとりながらこの病気とうまく付き合っていかないといけないのだろうと思います。